カトウ塾だより 2025年10月20日版
- 加藤亮太

- 10月28日
- 読了時間: 5分
塾生保護者さまへお渡ししている「カトウ塾だより」を共有します。

塾生保護者さま各位
カトウ塾 加藤亮太
月一発行
カトウ塾だより 2025年10月20日版
今月のトピック
☆ ポモドーロ
様々な脳科学や勉強法に関する著書を読んできて、
必ず出てきた「ポモドーロ」というワード。
あやしい呪文のような言葉の響きすらありますが、これは、「ポモドーロテ・クニック」というもので、
「人間の脳は、25分で集中力が切れる」という性質から、
「25分集中 + 3~5分の休憩」を1セットとし、繰り返すことで、
集中力を持続させた状態で勉強や作業を取り組むことができ、効率アップにつながる、
といったもの。
当塾の90分授業の中においては、採用を見送ってきました。
「塾で25分は短すぎる…」という気がしたのと、
「40分授業 + 5分休憩 + 40分授業」という形式で、
生徒の皆さんの集中力はじゅうぶん持続しているように見えた、ということもあり。
しかし、さまざまな媒体で、
「ポモドーロタイマーを活用すべし」
「ポモドーロ法で学習効率アップ」……、
「ポモドーロポモドーロ」と、呪文を目にすることを重ねに重ね……、
そこまで言うならば、と実際自分の仕事の時間に、「25分+5分」1セットを意識してみましたら、
ようやく「これはいい!」という実感を得たわけでした。
さて、すでに数回、実験的に授業の中で取り入れました。
あまりに早い休憩時間に戸惑いを見せる生徒の皆さんへ「これはポモドーロ法というもので……」と解説しつつ。
「効果は感じましたか?」とうかがったところ、
一様に、「うーん」といったはっきりしない反応。「良くも悪くもない」といった感触ではありました。
が、本人たちは明確に実感できていなくても、
「やっぱりこれは良さそうだ」というのが私の感触です。
というのは、膝を打つような瞬間が数回あったのです。
とある学年での授業開始後、
25分経過、
その瞬間のことです。
あくびや、ため息など、ふと、疲れを感じたような仕草をする生徒が、あちらこちらで見えたのです。
25分というのは、どうやら生物学的な長さなのではないか、本能が25分以上の作業をさせないのではないか。
やはりポモドーロは、合理的なのではないか……。
また、授業で取り入れてみると、25分というのは本当に早いです。
「え、もう25分? まだできるのに」……
この「まだできるのに」が、鍵を握っているように感じます。それが、休憩後の「さあやるぞ」につながりそうです。
「40分+5分休憩+40分」では、「ああ、やっと休憩だ」からの「まだここから40分もあるのか、やれやれ」という疲労感につながっていたかもしれません。
確たる効果の感触を得られるまで、
とにかく、導入後のこれからの集中度合いを注視していきます。
すべての授業ではなく、
取り入れやすい場面(たとえば、ずーっとひたすら解き続ける授業)には取り入れていきます。
なお、テスト対策「50分+10分休憩」においては、
各自自由に取り入れていただければと思います。
たとえば、「25分やって、3分ほどはボーっと休憩。
ふたたびペンをとり、残り22分集中」といったように。
(「50分+10分休憩を1セット」とすることも、脳科学的に効果の高い学習法だと定義されています。
なので、50分ぶっ通しで集中できる方は、それはそのまま守っていただければと思います)
以下、学年別の指導内容のご報告・個人へのご報告が続きます。
中学1年生
国語……
受講者募集中です。
数学……
夏期講習からやってきた「比例・反比例」。テストを連発しています。
現在、合格率は40%程度。今後もテストしていきます。
水元中では、まだ学校が「比例・反比例」に取り組んでいないようですが、すぐに入りますので、あえて先取りしています。
また、授業は「方程式の利用」をメインとしています。工夫や読解力が問われる難しい範囲ですが、期末考査のキモとなる範囲でしょう。ここができるかできないか、で差が大きくつきます。全員差をつける側になるよう、バリエーションを何度もこなしています。
英語……
夏期講習で2学期期末の範囲までの文法勉強は終えているため、各校の期末考査の試験範囲(予想)に合わせて、点数最大化を目論み、ひたすらに「みん英」テスト。
英作文と新出単語とを、身に染みてこませていただき、点数力を最大化していきます。
理科社会……
理科は、期末考査の範囲となる、地学をおさらいしつつ、化学分野の中盤まで先取り(のおさらい)をしました。
社会に取り組んでいます。解いてこそ、覚える、を実践しています。
テスト対策期間に入る頃には「理社はほぼ完璧」という状態を目指します。(おかげで実技4教科に時間を割けるはずです)
中学2年生
国語……
語彙力強化・文章読解・作文特訓。
東京都の入試の作文問題を意識して、文章を読んで解いた後、その内容にかかわる作文もしています。
数学……
難分野である「一次関数の利用」。そして、「平行線と角度」等の基本的な図形分野を経て、ついに「合同の図形」に着手しました。
テスト対策期間までに、「合同の証明」の基礎的な範囲まで進めます。ここからが面白いところです。
英語……
夏期講習で2学期期末の範囲までの文法勉強は終えているため、各校の期末考査の試験範囲(予想)に合わせて、点数最大化を目論み、ひたすらに「みん英」テスト。
英作文と新出単語とを、身に染みてこませていただき、点数力を最大化していきます。
理科社会……
受講者募集中です。
中学3年生
国語……
ひたすらに「入試モード」。
入試最初の科目です。入試で良いスタートを切られるよう、「得意科目」となることを目指します。
数学……
難分野「関数の利用」を終え、「相似の図形」そして、「平行線と比」「面積比・体積比」へ。
期末考査の点数最大化を図り、木曜日の「特講」で二重に授業を行っています。ここへきて、難度がぐっと高まるのが、勝負の期末です。
英語……
「みん英」ならびにワークを何周もすることで、各校の期末試験範囲(予想)の得点力を高めています。
火曜日の「特講」で「みん英」の先取りを行い、定着をさらに図ります。
理科社会……
理科の各校の試験範囲(予想)を各自、ひたすら解いています。
テスト対策期間に入る頃には、「試験範囲は、すでに万全」という状態を目指します。
以下、各生徒対象 保護者様向け 特記事項
(※お子様向けに書いてはいません。お取り扱いにご注意ください)


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