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執筆者の写真加藤亮太

勉強に「気合」は必要か

必要です。


大事です。




「元気があればなんでもできる!」


という名言と同じように




勉強においては、


「気合がないと、なんにもできない!」








たとえば、国語。






国語というと、


つい、



文章を読んだ後、


感想や印象なんかが、


クリエイティブなら良いんじゃない?






と思ってか、ぼやかしてしまいがちですが、





学問においてそんな主観的なことなど問われるわけもなく、



「この文章に何が書いてあるのか」



そんな素朴なことが、ただただ、問われる。





主人公はどう考えているのか。


作者は読者に何を伝えているのか。



すべて書いてある。






「上下関係ではなく距離感で見る敬語の分析」

「仕事の勘を鍛える ~大工の仕事を通した考察」

「感情の反応の仕方を脳科学から考える」

「時候の挨拶の必要性についての考察」

「日本人の約束の仕方について ~口約束と契約書をめぐる考察」


(以上、中2向けのワークの文章から取りました)






これら一見堅苦しいテーマの文章、


ただただ文字を追うだけでは、把握できやしません。




興味がない話にでも

むりやりでも、わくわくして、


「むんず」と、筆者の胸ぐら掴むくらいに、迫っていく。






どう考えても、


気合が必要です。








当塾の印象、


なんだか、飄々としているように見える、とうかがったことがありますし、


たしかに、


皆で「いくぞー おー」みたいなことはやりませんが、





時には、

「気合が足りん!」



というようなことを、生徒に向けて発しています。








さて、


以下は、さきほど、


中2数学の証明問題での一コマです。







「残念ながら、


この中には、できる人とできない人とがいる。



この差ってなんだろう。



今できなかった人に訊いています。


何だと思います?



できていない人には、足りないんだよ。


頭の良さ?



ちがうよ。


気合だよ。



数学に気合、って、


笑っちゃうかもしれないけど、

これがほんとうのところだろう。


そしてこれくらいの差しかない。





証明は、今までではなかった脳みそで、めちゃくちゃ考えなければならない。


これがこうなって、ということは、こうなって、あ、ダメだ、

じゃあ、こうだから、こうで、いけるな、よし、


……という凄まじい勢いで考えなければならない。




解説を聞いて『へえ、そうやるんだ~』なんて思っている人。


この教室では、1か月も遅れてるぞ。






『このままじゃいけない。次こそぜったいに証明してみせる!』


という気合がないと。





ぼうぜんと問題眺めてるだけじゃ、永遠にこちら側に来れません。


平均点プラス20になれません。




できる側の人間になりたいんでしょう?


ならば、早く来なさい。


ボケっとしてるんじゃない。


早く本気出せよ。


次は絶対正解にしなさい。


それか、


次のテストも平均点程度で満足して、また妥協すればいい」






お恥ずかしながら


文字にするとまるでスポーツ根性モノのワンシーンですね。





でも、たまにはこういうシーンが、当塾にはあります。



(集団指導ならではですね)




そして、ほんとうに、



こういった精神的な激励で、


勉強ができるようになる瞬間は多々あります。







中2に激励をとばす、


そのうしろの自習室では・・・




根性と気合で、がんがん勉強している先輩たち=中3生徒たち、



気合を体現して止まない。





そのことも意識しつつ。

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