「ひとを見た目で判断してはいけない」というようなフレーズ。
よく使われますが、その言葉は「あのひと、見た目は怖そうけど、話してみると案外優しかった」という場面のためにあるようです。自分のルックスを奇抜にしたいための言い訳として自ら言うのは、きっと誤用です。
何を信ずるか。
ところで、場面に応じて正しく使わねばならないのが、慣用句などの習慣的なフレーズ。これは難しい。誤用とは言わないまでも、それでもめくら滅法に頼っては、時として肩透かしを食ったり、無用な心配をすることになる。「諦めなければ、夢はぜったいにかなう」は、野望に向かって頑張っている本人が勝手に言うには良いかもしれないが、傍から言う人、応援のつもりで言ってしまうその人は、いったいその「夢」というものを、かなえたことがあるのだろうか。
・・・何を信じるべきか?
「果報は寝て待て、というからね」
と、ほんとうに寝てばかりいると、
「善は急げ!」と叱られた。
それで、泡食って走り出すも、
「急いては事を仕損じるぞ」と今度は通りかかりの御仁に、たしなめられ、
「でも、先んずれば人を制す、といいます」
こう返すと、
「ああ言えばこう言う!」と怒鳴られた。
「短気は損気ですよ」と言ってやったら、殺意を感じたので、逃げたところ、車にひかれてしまう。かもしれん、それではあほらしい。
何を信じるか。自分で決めねばですね。今後とも4コマ漫画は月・水・金で更新します。
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