映画をスクリーンで観た後の一番のたのしみは、感想大会。感想対決。感想合戦。
とある映画監督が言っていた。
「映画は、一つの夢を、みんなで一斉に見ることができる装置」
そうか。その通りだ。すごいことだ。闇の中、みんなで同時に、同じ夢を見る。
映画の感想に貴賤貧富は関係ない。老若男女なら関係あるかもしれないけど、自分の観た作品なら、それも含めての感想を聞きたい。私も言いたい。言い合いたい。
いっしょに見る人がいないのなら、ネットのレビューサイトもある。そこでは塾長カトウもときどき火花散らしています。
でも、そうやって熱くなれるのが、たのしい。脳みそが沸騰しそうな感覚。
なんてったって、「どう観たか」のつばぜり合いは、どれだけ映画の作り手を理解しているか、理解した上で自分のなかでどう決着がついたか、その決着は自分の人生においてどれほどの価値を持ったか、その暴露に他ならない。
製作するのは全身全霊。観るほうだって全身全霊で観ている。
(そんなに深刻ぶって意識しなくても、観客こそ最も手厳しい目で観るはず。2時間程の濃密な時間は、作り手と観客の対決だ。)
映画 ――こんなすごい装置、他になかなか見当たりません。
「映画は、一つの夢を、みんなで一斉に見ることができる装置」
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