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「わからない」の壁

  • 執筆者の写真: 加藤亮太
    加藤亮太
  • 4月20日
  • 読了時間: 3分

当塾は先取り学習をメインとしています。



例年の各中学の定期考査の試験範囲は把握しているので、


「ここまでが試験範囲になるはず」



と予定し、明言しながら、生徒とともに進めています。




今は、

1学期期末までの範囲を網羅できることを目指しています。






さて、新しい範囲に入るのは、じつにたのしいのですが、

より難しいことが始まる瞬間でもあります。



生徒を見ていると、


「うわー、そんなの無理ー」

「何それ、複雑すぎる」

「おもしろ」


あるいは、無言でも


目がきらきら。



などと、ポジティブでもネガティブでも、何らかの反応が見られると、

その子は、だいたい理解が早いことが多いです。

何とか、ついてくることができる。




ただ、蚊帳の外に追いやられてしまう、というか、


理解することから自分から逃げてしまう、という子ももちろんいます。





「新しいのは、難しそうだな‥‥‥‥


これは、まさしく、


『わからない』!


さっぱり『わからない』! ぜんっぜん『わからない』!


だれが何と言おうと、『わからない』!!!!!!



という鉄壁のガードを、自ら作成・設置し、



「わからない」の鉄壁の裏に隠れてしまう様子です。






きっと

その日の、その子の状況も関係するでしょう。



たとえば、部活で非常に疲れた後だったり、


あるいは、何らかの気になることがあって集中できない、ということだったり。




ただ、この「わからない」の壁は、鉄壁です。


一度ふさがれてしまうと、なかなか壊すことができない。


理解積み上げ系の科目である、数学・英語・国語で、このような状況となると、

後々、取りかえしのつかないことになりかねません。





さて、


当塾は、生徒個々の事情を、くみとりません。


部活で疲れている、とか、

恋愛沙汰で揉めている、だとか、

人間関係がー、とか


まったく、知ったことではなく、


というか、


あえて、完全無視して、


「さあ勉強だー! 集中するのたのしー!」と、もっていきます。



生徒一人ひとりの事情などを、まったく気にしないところ、

生徒の疲れの原因とは、連結していないところが塾の、


とくに当塾のような集団指導の、本質的な存在意義かと存じます。



(生徒一人ひとりの事情を全部くみとっていたら、優しいぬるま湯につかったまま、テストを迎えることとなるでしょうが、

果たして点は獲れませんし、

志望校レベルは下がるでしょう)





さて、

「わからない」の壁に隠れてしまう子は、

どうにかして、壁の向こうから出てきてもらう必要があります。


(無理に引っ張り出すのではなく)




魔法の言葉、というほど効果はあるかわかりませんが、


新しい範囲・単元に入ったとき、私はこのように伝えています。






「新しい範囲だから、今日理解できなくても、殊更ガッカリしないでいいですよ~。


なんてったって、今日始めたばかりだもんね。そんな柔な問題じゃないものね。



ただ、


すでに理解できている、理解の早い子もいるね。


その子たちには、やっぱりかなわないのよ。


残酷だけどそれも事実だから、

逃げたくない人は、頑張ってついてこようとしてください」






これで、確実についてこられる!!


というほどの魔力は発揮していないでしょうが、





・「わかるわかる! ここ難しいよね」という共感/受け止め。


・「でも、そのままじゃ変われないよ」という叱咤。





古式ゆかしいアメと鞭そのものですが、


この態度でいると、

子供たちが「わからない」の鉄壁から出て来やすい、と感じています。


結果、


「やってみせる!」


という意識を覚醒させやすいように感じています。



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