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カトウ塾だより 2025年5月20日版

  • 執筆者の写真: 加藤亮太
    加藤亮太
  • 5月22日
  • 読了時間: 7分

塾生保護者さまへお渡ししている「カトウ塾だより」を共有します。






塾生保護者さま各位

カトウ塾 加藤亮太

月一発行

カトウ塾だより 2025年5月20日版





今月のトピック



☆定期テストの結果を、親はどうとらえるべきか


各校、1学期中間考査が終わりました。

中1のお子様にとっては、初めての定期でした。 生徒さんからは、成績をご報告いただいております。

保護者様には、成績表が配布されましたら、「画像送付」のほど、引き続きお願いいたします。

 


○  点数の見方

点数を見る際には、「平均点」「学年順位」と比べてどうかを重視してください。平均点が30点のテストでの60点は、秀逸、と言えますが、平均点が60点のテストでの60点は、優れているとは言えません。単に、点数のみを見て一喜一憂することのないよう、ご留意ください。(お子様の自己評価時にも、そこはおさえていただきたいところです)

 

○  点数が良かったら……

点数が良かった、ということは、「頑張り方が、すべて合っていた」ことの証です。「賢く勉強できた」ということです。今回同様に次回も頑張れるよう、次の定期考査へ備えて、心身共に充分に栄養を取っていただければと思います。


結果へのご褒美は不要です。学年順位などが本人にとって、優越感や達成感が最高のご褒美となるはず。

 


○  点数が低かったら……

まず、ダメ出しはしないようにしてください。(今回ダメ出ししてしまった場合は、次回からでけっこうです)プレイヤーにダメ出しをしていいのは、先生、上司、師匠だけです。保護者様は、とにかくお子さんにとって「ともに立ち向かう仲間」、あるいは、「女神様」でいてください。


点数が悪く落ち込むのはお子様本人です。本人が、自分の落ち度をもっとも痛感しています。帰って来て、点数を報告するのは、仲間として共感してほしいから、そうして癒してほしいからです。甘えさせてあげてください。

もしここで「勉強した意味がなかったね」「頭悪いね」などとネガティブなことを言うと、今後は報告してくれなくなります。隠すようになります。

学校に行っても先生がいるのに、家庭内にも、師匠がいる……子供にとってリラックスのできない、ギスギスした空気感が出来上がるはずです。

「テスト=嫌なもの」という負のイメージがつくられ、成績がさらに下降していくきっかけとなります。


もし、お子様が冷静な状態で、また、「次は点を上げたい」という意志があるようなら、ぜひとも会議をしてみてください。これはもちろん師弟関係のような「説教」ではなく、共に戦う仲間としての「作戦会議」であるべきです。


じつは、作戦の結論は決まっています。それは「何かを変える」ということです。「今回は●●したが、ダメだった」→「次回は○○してみよう」と変える。それを実践できるよう応援してあげてください。


私のおすすめは、第一に「生活から変えてしまうこと」です。生活習慣を変えることが、もっとも大きな変化をもたらします。

たとえば、「テスト対策期間中は、スマホ切り」だとか「睡眠時間を伸ばすために○時にはスマホを没収し、布団に入る」だとか「毎日○時~○時に家族の読書時間とする」など。もちろん、お子様自身の提案に沿って。(塾を変える、も冗談抜きに、手の一つです)


第二に、「量をこなせるように工夫する」ということです。テスト対策期間中、私から「1周目が終わりました!」などという報告のあるごとに、なんらかのご褒美をあげるというのは手です。

(現金のごほうびは、度が外れていなければ、経済観念の習得のためにもなるし、効果的である、という研究成果が出ているようです。)


なお、「○位以内に入ったら、ご褒美」というのは、「達成不可能な目標のための報酬」となり、やる気促進にはつながらず、効果はほぼ望めないようです。

 

 以上、保護者として、子のテストの結果をどうとらえ、どう次につなげるか、ということを私なりにお伝えしました。


保護者様からしてみれば、他人ごとではないからこそ、悩ましい局面ですが、その子の人生を自力で切りひらく必死な日々を、大人の余裕で見守ってあげる、ということが肝要なのかと思います。

(これは私だけの感想ではなく、私の属している全国のカリスマ塾長ネットワークでも、「親に管理される子、成績に口出しされる子ほど、成績は低迷しがち・志望校はしぼみがち」というのは、ずいぶん前から定説です)


 テストは、準備段階を含めて、「自立を促す最大の修練」になります。当塾では生徒の皆さんの「自立心」を最重視し、尊重しています。

時には「ああ、その勉強法ではあまり効果がないのに」と言いたくなることもありますが、訊かれるまでは、何も言いません。そこはグッとこらえています。

中3までは、入試の調査書点にかかわることのない、ということもあり、「実践し、失敗してこそ、最大の勉強」であることを守っていきます。

 



☆  金町駅発、各高校への所要時間 一覧表


各都立高校への所要時間を、大まかに、金町駅発で一覧表にしてみました。


金町から通う範囲として現実的な高校に絞って載せました。志望先の高校の掲載がない場合はご容赦ください。

 

なお、偏差値は2024年度の進学研究会算出のものを利用し、降順としています。

志望校選びにご活用ください。





以下、学年別の指導内容のご報告・個人へのご報告が続きます

 



中学1年生 



国語……

受講者がいないため報告はございません。

 

数学……

すでに先取り済みの1学期期末範囲をおさらいし、テストなどで確認しつつ、「文字と式」であえて飛ばした応用的な範囲を重視して進めています。期末考査での得点力に万全を期します。

 

英語……

「みんなの英語」のテストを行い、語彙力・英文作成能力を鍛えています。

 また同時に、文法(疑問詞の使い方)について、期末対策(期末以降の先取りも含め)進めています。

 

理科社会……

理科・社会、ともに、学校の先取りを行い、点数最大化へ盤石な授業ができています。

理科は、物理範囲を進めています。社会は、地理を進めています。都道府県覚えや時差計算など、苦手な人が多い分野を得意にすることができています。

 


 

中学2年生


国語……

語彙力強化・作文特訓・文章読解。

様々なタイプの文章を読解しています。興味を持って、読めること。そして、証拠を集めて正答を導くこと。理性的な頭の動かし方の流れを、作っていきます。

 

数学……

 期末考査対策へ移っています。

 各校、試験範囲は「連立方程式」がメインとなる予定です。難しく複雑な連立方程式をも、楽に解けることを目指します。すでに理解度の高い生徒が多いので、「連立方程式の利用」へ重点を移していきます。

 

英語……

「みんなの英語」のテストを行い、語彙力・英文作成能力を鍛えています。(みん英を重視したおかげでしょう。中間テストの点数の高さは、すさまじいものがあります)

 また同時に、文法(接続詞・不定詞)について、理解を深めるべく、特訓しています。

 

理科社会……

理科の生物範囲を先取りしています。覚えることがたくさんありますが、だからこそ、早めに手を付けてしまい、早めにひととおり覚えることが必要です。テスト対策時には、覚えられているかどうか、その確認をする、という状況が理想です。

社会も同様で、期末考査が近づいたころ、行います。

 



中学3年生


中3は国語を除き、すべて期末考査対策です。テストの点を上げることにのみ、こだわります。

また、これは「テスト対策期間」での時間の使い方をより有利にするためでもあります。

「英数理社は、テスト対策期間に入る頃にはほぼ万全」という状態を目指し、「保体、美術、技術、音楽」にかけられる時間の最大化を図ります。

 

国語……

語彙力強化・文章読解。

ボキャブラリー強化、という体裁ですが、読解力強化を目論んで、さまざまな重要な言葉を学んでいます。

また、難度の高い文章を多種多様に読解しています。「どんどん頭が良くなってきている」印象です。

 

数学…… 

 期末考査対策へ移ります。

各校「平方根」がメインとなる予定です。内申点アップのため、確実にものにしてもらいます。

 

英語……

 期末考査対策へ移ります。文法に関しては、理解は一巡したので、教科書内容の語彙力アップに絞ります。

 みん英で特訓します。内申点アップのことしか考えません。

 

理科社会……

 期末考査対策へ移っています。

 各校予想される試験範囲に絞って、特訓しています。内申点アップのための勉強です。




以下、各生徒対象 保護者様向け 特記事項

(※お子様向けに書いてはいません。お取り扱いにご注意ください)

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