夏期講習が終わり、通常営業がスタートしています。 とくに中3生徒は、地獄の夏となりましたね。
お疲れ様さまでした。
さて、
中3生が、終盤に受けた模試の結果が、「今」の立ち位置です。
各自「志望校」として記入した学校に対して、合格判定が出ます。
合格率80%以上、との判定が出た場合は、今後「志望校」から外すべきでしょう。
「もっと上を目指すように」と自分の実力が教えてくれています。
そんな嬉しい悩みができた生徒が多かった模試でした。
これは自分に謙遜の気持ちがあったからではなく、
自己評価する以上に、自分が実力をつけることができていた、
ということかと思います。
対して、
一校も合格率が60%越えの結果を出せなかった生徒もいます。
これは残念ながら、
今の自分の実力が、自分の思っているよりも少なかった、ということに他なりません。
ただし、「今の」です。
成績というのはコップと水の関係に似ているようです。

勉強=努力、という「水」を「コップ」に注いでいきます。 夏期講習の勉強は、その「注ぐ水」の量を最大化する試みでした。 全員がほぼ同じ量を注ぎました。 つまり、同量の努力をしました。 結果、「コップ」から「水」が溢れた子。 偏差値がぐーんと高い位置へ行きました。本人も驚くほどに。 結果、「コップ」から「水」が溢れなかった子。
偏差値は思ったより上がらなかったようです。
肝心なことは、 この両者の差は、
単に、「溢れたか、溢れなかったか」だけであるということ。

溢れなかった子のコップにも、水は確実に入ったのです。 溢れなかっただけ。 ならば、今後、 溢れさせるまで、注ぐ。 それしかありません。 注ぎさえすれば、 必ず、コップの容量を超える日が来ます。 私の経験上、 夏期講習の猛勉強を経て、成績が上がる子、上がらない子、これは例年、分かれます。 しかし上がらなかった子が、 そのまま受験まで何ら変化がなかった、
……ということは、ほぼみません。
ただし、気を付けなければならないのは、
「水」は「蒸発」するものである、ということ。
絶え間なく注いでいくことが肝心です。
しかし!
世は戦国時代。
早くも、中間考査前となりました。
切り替えましょう。
通知表の評定のさらなるアップのための闘いは始まっています。
通知表の評定は、そのまま入試の300点となります。
中間考査や期末考査の点数は、受験勉強そのもの、といって過言ではない。
当塾の生徒は、夏休み中に、全員「努力の才能」を獲得しています。
あとはその全才能を、定期考査で全力で発揮するまで。
★ ★ ★
ただし、ただし、この時期の中3生徒の精神には、注意が必要なのです。
長くなってしまったので、
そのことについては、また別の記事にて。
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