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  • 執筆者の写真加藤亮太

カトウ塾だより 2023年2月20日版

塾生保護者さまへお渡ししている「カトウ塾だより」を共有いたします。






塾生保護者さま各位

カトウ塾 加藤亮太

月一発行

カトウ塾だより 2023年2月20日号



今月のトピック

☆2月21日、都立高校入試(学力検査)

日付の上では、翌日となる2月21日。

現中3生たちがついに受験本番となります。

本日(2月20日)、中3生徒は集合し、壮行会を行いました。

毎年恒例の「受験生心得10か条」をみんなで確認した後、

「いくぞーうおー、などと気合入れたところで、ぜんぜん点は上がらないのが入試。

じゃあ、どうするか。

『いつもどおり』を目指すこと。これに尽きる。毎週の塾のテスト会での、あの姿こそ、いつもどおり。あなたのいつもどおりこそが、能力を十分に発揮できる姿で、それこそ、最強です。そして、楽しんできてください。さあ、今年はどんな問題が出るか、わくわくするでしょう。その好奇心に乗って、ぞんぶんに楽しんできて!」

 中3の皆さんのマスク越しの頬がゆるむのが見えました。


以降、塾での授業はありません。さっぱりとしたこの壮行会ですが、同時に卒業式でもあります。寂しくもある、カトウでした。  きっと後輩たちは、そんな中3生徒たちの姿を、目の端で見ているはずです。頑張る姿がかっこいい、ということは、皆、わかっているはずです。

☆「受験生」スタートは、早めが吉

受験に臨むにあたって、まずおさえるべきコツは、「早めにスタートして損はない」ということです。

早めに中3範囲を先取りしていくことはもちろんのこと、高校探しにおいても、早めが吉となります。

これは「早期の意識向上のため」といった精神論のためのみではなく、物理的な問題のためです。

というのも、夏を終える頃になると全員が動いているので、学校説明会などは、即満員となります。志望校なのに参加できなかった…、という事態は珍しいことではありません。コロナの影響もあり、文化祭などのイベントも行われないか非公開となっていることが多くあり、高校をじかに見学するチャンスはより貴重になってきます。(今年こそはコロナに関しての制限は緩和されるのでしょうか。無事、正常に行われることを願ってやみません)

また、生徒自身も、9月からは勉強や模擬テストに忙しく、見学に行く余裕がなくなります。

余裕のある9月までは、ある程度納得のいく量の見学をこなすことをおすすめします。


ざっくりですが、今回、現・中3生はどのような一年を送ってきたかをご紹介します。

いずれ受験期を迎える皆さまにはシミュレーションしていただければと思います。



3月~6月 


…… 定期テストに備え、先取り学習。

調査書点(内申)に影響するので、学校の成績アップが大事になってきます。

高校では、早いところでは5月頃から学校説明会がスタートします。

気になる高校のホームページは毎日チェックしましょう。

なお、企業主催の模試(Vもぎ等)を受けるには早すぎます。対策をしてから受ける

べきです。



7月~8月 


…… 夏期講習では一気に受験生モードにかじを切ります。

今までの総復習と、入試で点を取るための勉強をします。

企業の模試受験は8月末からをおすすめします。

(以降、受験まで3回程度が平均)

高校の説明会・見学会が盛んに行われます。



9月~11月 


…… 学校の内申アップモードへ再びかじを切ります。

2学期の中間・期末に備えるべく、毎日のように塾に来て勉強してもらいます。

          

また、同時に夏期講習で上げた基礎学力を保つべく、ライフワークのように日常的な学習をしていく必要があります。 

模試を受けつつ、学校見学をしつつ、志望校を3校程度に絞っていきます。



12月~1月 


…… 調査書点(内申点)が確定します。学校の面談で、具体的な志望校の選定があります。

(学校の先生経由で、私立高校の抑えの確約をもらうことができます。)

中学の成績は関係なくなるので、ここから完全に受験生モードへかじを切ります。

「受験生自習」スタート。授業日以外は自分の机で勉強することが強制となります。

また、当塾名物「入試テスト会」がスタートします。ほぼ毎週土曜、入試の予想問題

を受けていただきます。合格判定が出ますので、志望校をさらに選定していきます。

ただし、志望校は最後の最後まで、悩むべきです。

1月下旬に、都立・私立の推薦入試が行われます。



2月    


…… 初旬に私立高の一般入試があります。

都立高へは10日頃に願書提出は確定し、20日頃、ついに都立学力検査です。




以下、学年別の指導内容のご報告・個人別のご報告が続きます。


中学1年生 

 現在、「テスト対策期間」の真っ最中です。

皆さん、まじめにコツコツと勉強しています。質問もいただいています。


国語……

語彙力強化・文章読解・作文特訓。

新しく学んだボキャブラリーをいきなり使って作文する問題で、好解答が続出しています。皆さん、文章を作るコツをおさえつつあります。


数学……

大切な分野のテストを繰り返し行ってきました。

学年末考査では問題のバリュエーションが広範囲にわたります。

難しい問題よりも、基本的な問題をしっかりとおさえることが大切です。促してまいります。

3月より中2範囲へ突入します。1学期は計算問題が続きます。さらなる飛躍のチャンスです。


英語……

 テストを繰り返し行ってきました。

学年末考査では、数学以上に、バリュエーションが広範囲にわたります。  基本をおさえることが大切です。促してまいります。  3月より中2範囲へ。複雑化していく一方となり、より難しくなります。当たり前すぎて、変な言い方となりますが、頭がよくなる必要が出てきます。身につけようと努力することで、頭がよくなっていく、それがよくわかる、成長が目に見える、そんな時期に突入します。


理科社会……

 ただ単に「単語として」覚えるのではなく、手を動かし、何度も作図を繰り返し、科学の仕掛けを体感的にいただきました。(とくに光の範囲)今後も進むにつれ、覚えることは増えます。が、覚えることばかりをひたすら増やして、記憶しようとするのではなく、考え方や理屈を定着させ、考えて解けるようになることが今後重要になってきます。(いかに単純な暗記事項を減らせるか)

 3月より、先取りを再発進いたします。



中学2年生

現在、「テスト対策期間」の真っ最中。

皆さん、ひたすらに勉強しています。意識が違うようで、今までの進み具合よりも明らかに早いです。

3月からは、各科目中3範囲へと突入します。ここから、1回あたりの授業の重みが大きくなります。できるだけ欠席なさらないよう、工夫いただければと思います。


国語……

語彙力強化・作文特訓・文章読解。

楽しく勉強できていて、正解率も上昇傾向にあります。NGワードをつかった作文特訓を行い、1つのことをより深く書けるようになることを目指しています。

3月から中3扱いとなります。より多くの文章を読み解き、受験モードへのウォーミングアップをしていきます。


数学……

 穴埋めではなく、自力で証明問題をこなせることを目指してきましたが、かなりの定着を見せています。

 3月から中3範囲へ突入します。「展開」「因数分解」「平方根」「二次方程式」……計算の王様と呼べるような、今まで習ってきたすべての計算の技術を使う難しい分野が続きますが、そのぶん面白く感じていただけることを目指します。


英語……

「比較級」「受け身」と難しい範囲の問題を大量にこなしてきました。

 3月から中3範囲へ入り、「現在完了形」「分詞」「関係代名詞」と、さらに複雑化していきます。入試レベルの長文読解で決しておろそかにできない重要な分野でもあります。先取りをし、何度も反復学習をし、考えるまでもない状態を目指します。言語なので、理想は「完全なる馴れ」です。


理科社会……

 理科は中2の後半から難しさはぐんぐん増してきました。理屈が複雑化したぶん、それを操作することを面白がれる分野、とも言えます。

 その傾向は中3範囲でさらに強まります。3月からの先取りが楽しみです。中3範囲をひたすら先取りする日々が始まります。つきまして、1回1回の授業の重みはさらに増していきます。


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