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  • 執筆者の写真加藤亮太

けっきょく中3に話したこと

先日、「カトウ塾だより」をこちらでも共有いたしました。






その中に、


受験モード全開の中3に今度話す予定のこと

として、その台本めいたものを書きました。




今日中3授業だったので、お話ししようとしたのですが、


授業は生モノ、


変わりました。


「堅めのことは『塾だより』に書いてあるから、読んでおいてね」



と、


けっきょく、違うことをお話ししました。



それをここで共有いたします。






*    *    *


先日、学者の成田悠輔さんが、深夜のラジオでこのようなことを言っていた。



「本物のカルチャーというものは、


初めて触れる人にとっては、

気持ち悪かったり、きつかったり、 かなり激しい嫌悪感のようなものを、伴うものではないか。


よそ者を遠ざけるほど、安易な理解を拒む。」




これには共感しました。



本当に好きなものって、他人には全く理解されなかったりする。 他人の理解なんて、かまわずにやっていたりする。


私の場合は、全然賞をとれないのに、小説書いてみたりしている。



あるいは、ほかの話だと、



以前、私はドラマの撮影現場で働いていたことがありまして、



その時に感じたのは、


「これっぽちのシーンのために、こんなにやるべきことがあるのか」ということ。



たくさんの人を巻き込まなくてはならないし、

スケジュール調整が大変だし、

時間もお金もかかるし、

機材も必要だし、

通行人を止めたり、天気を待ったり、



途方に暮れるほどの仕事量に、日々ひーひー言っていた。





でも、出来上がりを楽しみに、 みんなが同じ方向を向いて、わくわくする、 それが映像の現場だった。




忘れられない経験だし、


今の塾の仕事に役立つことをたくさん得た。 ぜひ君たちも


受験勉強、という小さなくくりではなく、 自分の人生、 と、大きめに見据えて、 いま楽だから、そのままでいい等と考え、

ぬくぬくと居心地のいい場所にとどまるよりも、


あえてキツイほう。

あえて面倒くさいほう。 あえて苦しいほう。



そっちを目指そう。 そっちにこそ、


一見ケモノ道だが、

思わぬ道、理想をさらに上回る場所へ行ける道があったりする。




新しい道の先に、世界が広がり、 新しい自分と会える。




布団にくるまって、スマホいじって、無為に時間を過ごすのもたまにはいいけど、 それで、新しい自分を知って、心から感激する、成長する、 なんてことは、起こる可能性は相当低い。



人生を変える新しい道。



そのひとつに、受験もある、と考えましょう。 そう考えないとつまらないでしょう。




というより、




そう考えると、たのしいでしょう。



ぜひ、キツイほうへ、

ぜひ、苦しいほうへ、


ほかの人がついてこれない方へ、



進んでみて、

新しい自分と出会おう。






さあ、残り90日の、苦しくもたのしい受験勉強、


本格スタートだ!



start !

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