塾に入って、最低でも1カ月いたら、 直近の定期テストの成績は、まず、上がります。
(学年順位上位10パーセントという上位の子は除き)
当然のように、当塾でも上がるのです。
が、
目指してほしいのは、
2連続アップです。
よし上がった。
また上がった!
またさらに上がった!
・・・
3連続アップ、4連続アップ、
もちろん、目指すべきでしょう。
3連続アップしたら、すでに上位20%には入っていることが多く、
上位20%まで来たら、そこから落ちることは、よほどの事がない限り、ありません。
そして、時間はかかっても、上がりやすい。
なぜなら、その子は、自他共に認める「できる子」になっているからです。
「できる子」は「できる子」としての道を進むことができる。
当塾に入ってくれたとある子たちの、順位の推移です。
Aくん
入塾直前 50位
↓
入塾後1回目 31位
↓
入塾後2回目 25位
↓
入塾後3回目 23位
理想的な上昇をしています。
3回目で、上位20%に入りました。
Bくん
入塾直前 42位
↓
入塾後1回目 35位
↓
入塾後2回目 32位
この子もとても良い伸び具合です。
2回目で、上位25%。
少し足ぶみしているので、次こそ、上位20%を目指してもらいたいです。
さて、
この二人、順位が上昇している点では共通ですが、
理解の仕方は、対照的なのです。
Bくんは、
理解が早いです。
とにかく、新しい分野や、ちょっとしたアドバイスを、即・理解します。
誰より早く理解できるので、
分からないなーと悩んでいる時間が、非常に短い。
このタイプの生徒さんで気を付けるべきポイントは、
自分を過信する点でしょう。
「できちゃう♪」という自信はとても良いのです、
が、
つい過剰になり、
つい細部が疎かになりがちです。
対策としては、テストです。
授業の理解度テストでしっかり点を取れるのか、結果は出せるのか、
これを繰り返して、危機感を煽っています。
Aくんは、まったく逆で、
理解するまでに時間がかかります。
新たな分野に入ると、ウンウン唸りながら、眉間にしわを寄せています。
一番先に解き終えるBくん。
そのとき、まだAくんは半分程度のところにいます。
ゆえに、理解度テストでは、失格することも少なくありません。
不合格を続けて、補習には多く来ている。
しかし、定期テストでは、ほぼ満点、
といった、
ガツンと良い点を獲れるのです。
このふたり、ほんとうに対照的です。 (まるでウサギとカメ・・・・・・と言っては失礼ですね)
対照的でありつつも、
しっかりと、成績を上げている。
そんなふたりです。
さて、話は全く変わります。
触れずにはおられないので、触れます。
7月9日(土)、日本を震撼する、おそろしい事件がありました。
その日、当塾では国語の授業でした。
しかし私の頭は、ひどく思考停止に陥ったものでした。
政治的な信条うんぬんよりも、あまりに衝撃で、茫然としていました。
どう授業したらいいのか。
この件に触れるべきか。
悩みましたが、悩もうにも、心ここに在らずで、頭が動かない感じでした。
衝撃は誰にもあったと思います。
きっと子供たちにも、あったはずです。
触れずにおくのは、あまりに不自然でした。
「この件を絡ませて、政治の話をするとしたら……」
とは少し思いましたが、
それよりも、生徒たちとは、
まず人としての自然な反応を、第一に分かち合おう。
直前になって、そう思い至りました。
授業の冒頭、
「こわかったね。びっくりしたね」
と話しました。
そして、
「ニュース映像を見続けると、心の傷は深くなると思うから、
あまり見すぎない方がいいと思う。
そういう呼びかけもすでにあるらしい。
しかし、僕たちはどうすればいいのかね。
勉強するしかないね。
僕たちは、勉強しよう。
今日は、いつものようにいかないかもしれないけど、
勉強して頭よくなっていこう」
そんなことを言って、授業に入ったものでした。
今後も、生徒たちとともに、勉強してまいります。
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