受験生の皆さん、都立入試、お疲れ様でした!
時間の繰り下げがあり、長い一日となりましたね。
合格発表までの1週間、久しぶりにのほほんと過ごしてくださればと思います。
さて、
塾生保護者さまへお渡ししている「カトウ塾だより」を共有いたします。

塾生保護者さま各位
カトウ塾 加藤亮太
月一発行
カトウ塾だより2021年2月20日号
今月のトピック
☆都立高校入試へ
日付の上では、翌日となる2月21日。
現・中3生たちは受験の本丸、都立高校の学力検査を受けます。
これまでこの日のために頑張ってきました。今年もコロナ禍の中、大変な受験勉強でした。が、乗り越えてきました。試練を乗り越えた成長は計り知れないものがあるかと思います。その成果を出すときが来ました。
☆受験生スタートは、早めが吉
受験に臨むにあたって、おさえるべきコツは、「早めにスタートして損することはない」ということです。
学習として、早めに中3範囲を先取りしていくことはもちろんのこと、高校探しにおいても、早め早めが吉となります。
これは、「早期の意識向上のため」といった精神論のためのみではなく、物理的な問題のためです。
というのも、夏を終える頃になると全員が動いているので、学校説明会などは、即満員となります。志望校なのに参加できなかった……、ということは珍しいことではありません。コロナの影響もあり、体育祭や文化祭などのイベントも非公開となっていることが多くあり、高校をじかに見学するチャンスはより貴重になってきます。
また、生徒自身も、9月からは勉強や模擬テストに忙しく、見学に行く余裕がなくなります。
余裕のある9月までは、ある程度納得のいく量の見学をこなすことをおすすめします。
ざっくりですが、今回、現・中3生はどのような一年を送ってきたかをご紹介します。
いずれ受験期を迎える皆さまには、シミュレーションの一助にしていただければと思います。
3月~6月 ……
定期テストに備え、先取り学習。
調査書点(内申)に影響するので、学校の成績アップがとても大事になってきます。
高校では、体育祭の公開や、早いところでは5月頃から学校説明会がスタートします。
7月~8月 ……
夏期講習中は一気に受験生モードにかじを切ります。
つまり、今までの総復習と、入試で点を取るための勉強です。
模試(VもぎやWもぎ)を受けるのはこの頃からをおすすめします。
高校の説明会・見学会が盛んにおこなわれます。
9月~11月 ……
毎日、強制自習となります。
学校の成績アップモードへ再びかじを切ります。2学期の中間・期末に備えます。
また、同時に夏期講習で上げた基礎学力を保つべく、ライフワークのように日常的な学習をしていく必要があります。
模試を受けつつ、文化祭も見学しつつ、志望校を3~4校程度に絞っていきます。
12月~1月 ……
調査書点(内申点)が確定します。
学校の面談で、具体的な志望校の選定があります。(学校の先生経由で、私立高校の抑えの確約をもらうことができます。)
中学の成績は関係なくなるので、完全に受験生モードへかじを切ります。
また、当塾では「入試テスト会」がスタートします。
毎週土曜日、模試を連続し受けていただき、志望校をさらに選定していきます。
とはいえ、志望校は最後の最後まで、悩むべきです。
1月下旬に、都立・私立の推薦入試が行われます。
2月 ……
初旬に私立高の一般入試があります。
都立高へは10日頃に願書提出は確定し、20日頃、ついに都立の学力検査です。
以下、学年別の指導内容のご報告・個人別のご報告が続きます。
小学6年生
※2月28日より中1の時間割となります。ご注意ください。
国語……
作文の練習をしました。「結論の決まっている作文」により、ある種の「事実の捏造」をすることで、文章を冷静に(客観的に)作ること、楽しく作ることを目指します。今後も作文は月1程度で行っていきます。
「語彙力強化」では、意味や用途が複雑で、重要な単語をたくさん扱っています。(『アイデンティティ』や、『レッテル』といったカタカナ語など)やはり、読解力の強化にむすびついていくはずです。中学に上がっても、中1の間は、続行します。
「文章読解」は理解度によっては、補習も行います。
数学……
小6最後ということで、おさらいをしています。今まで先取りした中にかなり抜けがあるようです。
3月より中1範囲の最初に戻り、再スタートとします。これまでの先取りは活かされるはずです。
2回目以降、毎週テストを行っていきます。不合格者は補習とし、授業時間外に来ていただきます。
(補習の時間はその都度、生徒さんと決め、決めた時間は保護者様へご連絡します)
英語……
英単語のテスト、ならびに、個別に和文英訳を行ってきました。
今後も、中1の5月頃までは(最初の定期テスト)、続行します。
3月中は新しく入った生徒さまには、基本的には、週1は特別講習に来ていただきます。
(月・水・金の17時10分~18時40分のうち、1コマ以上)
教科書が難度を増し、最も差がつく科目です。頭の使い方を叩き込んでいきます。
理社……
3月より中学生向けとしてスタートします。
通常授業では、理科をメインに進めます。定期テストが近づくと、社会を行うこともあります。
そして、定期テスト前の「テスト対策期間」中は、大量に問題を解いていただきます。この「解く」ということが大切です。
理科・社会は、「しょせん暗記科目」と、つい、勉強の優先順位を下げてしまいがちです。が、点を取れずに苦しんでしまう生徒もいます。それは、「覚えること」と「正解すること」とを混同しているから起こることです。あまりにも当たり前ですが、テストでは、「覚えましたか?」と問われ、「yes」で済むわけはなく、「正解を書きなさい」に応えられるかどうかが、ゴールです。覚えるだけでは点になりません。
「理科社会」でしっかり点を取るには、まずは、この「書きなさい」に応える能力が問われています。いったん脳内に入れた知識を、外に引っ張り出す訓練が必要です。
理科社会では、この「脳内から外へ出す(アウトプット)」の強化を、メインテーマとします。
さらに、理科は進むにつれ、その理屈が複雑化していきます。覚えたルールを使いこなす訓練も必要となります。
中学1年生
学年末考査の対策をメインに行ってきました。
※ 2月28日より中2の時間割となります。ご注意ください。
国語……
語彙力の強化、文章読解を行ってきました。
3月より、文章読解を中2対象の内容を扱い、読み取る難しさ・考える複雑さを上げていきます。(その分、考える楽しさも上がるはずです)
作文訓練を月1で行ってまいります。
数学……
学年末の対策を行ってきました。テスト形式を連発し、勝負強さを身につけていく生徒が多くいました。
3月より、中2範囲の先取りがスタートします。
計算に次ぐ計算となります。どんどん行きます。4月までに1学期で学ぶ範囲を終えることが目標です。
英語……
過去形の不規則変化は、ほぼ全員が合格済みとなりました。しつこく繰り返し、不合格者は何度も呼び出しましたので、その分、身につけられたかと思います。
また、学年末考査の対策も行いました。
3月より、中2範囲へ進みます。1学期に待ち受けているのは、「未来形」「接続詞」です。
今まで習った「現在形」「過去形」「現在進行形」「過去進行形」に加えて、「未来形」という時制がひとつ増えるわけですが、これまで理解してきたことと比べれば、単にパターンが増えるだけで、大して問題ではございません。ただし、文と文とをつなぐ「接続詞」に関しては、かなりの難関となるはずです。より複雑化していくこととなります。
早めに触れ、大量の問題や英訳を解き、馴れていただきます。
理科社会……
受講者がいらっしゃらず報告はございません。
なお、春期講習では中2教科書の「化学」に進みます。元素記号や、化学反応式など、どうしても暗記することを避けては通れない範囲を学ぶ予定です。(つい避けて通ろうとする人が続出する範囲)
講習中に完全に覚え、式の作り方のコツをつかみ、自力で作れるレベルに達することを目標とします。
中学2年生
学年末考査の対策をメインに行ってきました。
※ 2月28日より中3の時間割となります。ご注意ください。
国語……
文章読解をメインに、作文特訓も併せて進めてきました。
今後のことについて述べます。
都立の入試問題は、とにかく文章読解メインです。作文は、論説を読んだ後に考える、として、10点分、出ます。(漢字の読み書き20点、作文10点、文章読解65点 ほんの1問、簡単な文法問題が出ることもあります)
全3つの文章(物語・論説・鑑賞文)から出題されますが、そのどれも、他県の問題に比べて文量が多く、読んで「どんな話だったか」「作者は何を言いたかったのか」を理解することが、第一歩となります。
よって、今後も文章読解、ならびに、作文をメインから外すことはできません。先の話ではありますが、夏休み中から入試問題や同レベルの他県の問題等を解いていきます。
数学……
学年末考査の対策を、テスト形式を多めに、行ってきました。
中3の1学期は、「二次方程式」が待ち受けています。使う技術は多岐にわたり、中1からの計算の総集編、『計算のラスボス』と呼んでも良いでしょう。
ラスボス「二次方程式」に連なる、「展開」「因数分解」「平方根」といった中ボスたちを、3~4月で、
どんどん倒していきます。もちろん、今までで最も複雑化していくのですが、きっと、考えることをたのしめるようになるはずです。そのための特訓が続きます。
英語……
学年末考査の対策を行ってきました。
中3の1学期、大きな新分野としては「現在完了形」が待ち受けています。「現在完了形」が終われば、大きな分野は、「分詞」「関係代名詞」を残すのみ。これらを終えてしまえば、入試レベルの文章を読むことができます。
できるだけ早く中学文法を終えてしまい、英文の読解に取り掛かることを目標としています。
都立入試は、国語と似て、大量の文章をいかに正確に読むか、が鍵となります。(リスニング20点 英作文12点 文章読解68点)英語は、最も勉強量が必要となります。1点の価値が最も重いのが英語です。1点を上げるのに、数学なら10時間で済むところ、英語は50時間必要、とお考えいただくと良いです。
理科社会……
学年末考査の対策に終始しました。
春期講習の「理科」では、中3教科書範囲をはじめからどんどん進めてまいります。
特に、ぜひとも覚えなければならない化学の「イオン式」に関しては、講習中に覚えきることを目標とします。どうしても暗記物は後回しにしてしまうかもしれませんが、暗記こそ勉強の基本です。覚えてこそ、その上に成り立つ理屈の話に参加することができます。しっかりと向き合っていただきます。
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