集団授業は、ツマラナイ?
- 加藤亮太
- 2021年1月12日
- 読了時間: 3分
当塾は、基本的には「集団授業」。
ということは、学校と同じように、
時間割に沿って、
全員で進めていくわけですが。
しかし、学校の授業と違うところがあります。
列挙していきます。
・「気を付け、礼」などのあいさつ
→無し。
礼儀作法の勉強はしません。
・「一人ずつ当てていく」方式
→
ほぼ無し。
たまに、突発的に訊きます。
「えーと・・・・・・できません」という人に当たると、
「わかる」人がイライラするパターン。
これ、非常にいやですよね。
進むのも遅いし、教室の雰囲気も悪くなる。
これだけは絶対に避けたいので、
一人ずつ当てる場合は、
読解国語などの授業で
「当てた方がおもしろいとき」
「当てた方が盛り上がるとき」に限ります。
・ 一人ずつ、音読。
→無し。
一つ前と同様、スラスラと読める人にとって「まだかなー」
というのは避けたい。
また、音読はテストに出ないので、行いません。
・宿題
→無し。
ある場合は、
テスト不合格のペナルティとして。
テスト不合格の場合は、
「宿題か? それとも補習に来るか?」
選んでもらうことが多いです。
宿題って、
極めて個人的な考えですが、
「講師の職務放棄」だと思うんです。
(生徒が宿題でやったならできるはず、という講師側の無意味な思い込みを生むだけ)
宿題で頭良くなることは、暗記系以外、ほぼ無いと思います。
・確認テスト
→ほぼ毎回あり。
前回内容の理解度テストです。
合格しなければ、90分の補習となります。
・ノートを取る
→ほぼ無し。
基本的には、ワークやプリントの問題を解く時間で90分が終わります。
ただし、理科や英語は時折板書をとります。
(裏紙に書いてもらい、持っていてもらう。わからないときに見直すため)
ただし、受験生には英単語ノートを作るよう指定します。
・雑談
→1、2分程度。
油を売るよりも、どんどん勉強したい、という目つき顔つきの生徒ばかり来てくれています。
(季節講習中、眠気覚まし程度にすることもありますが、長くて3、4分でしょう)
・気合を入れる話
→受験生に向けてのみ、たまにします。
ただ、大事な話は、集団向けよりも、個人面談のほうが効果的なので、
あまり長々とはしないようにしています。
以上、当塾と学校とのちがい、を列挙してみました。
集団授業という共通点こそあれ、
中身はぜんぜん違うはず。
なにより、
一番私が目指しているのは、
「全員がヒーヒー言う授業」
です。
できない生徒が苦労するのはもちろんですが、
できる生徒もヒーヒー、言ってもらう。
「できる生徒が、さらにできるようになるため、
たのしく、苦しみ、
苦しんで、たのしめるように」
「できない生徒は、努力が足りない。
努力して、苦労して、
一刻も早くできる生徒になってもらう。」
これを常に念頭に置いているので、
公教育の集団授業とは、
そもそも目標が異なっています。
ツマラナイと思われたら終わりです。

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