季節講習は、厳しい授業の連続。
生徒にとって、かなりハードな日々となります。
知識や技術を詰め込み、
使いこなせるようにならなければなりません。
また、
受験勉強に耐えうる、体力、集中力の鍛錬にも
このハードさは必要です。
(脳みその筋トレ、とでもいいましょうか)
そのぶん、
休憩時間は、ぐだ~っと脱力して然るべし。
授業の合間の10分休憩は、
友人とお喋りをしていても、
机で突っ伏して寝ても、
ふらふらと教室を立ち歩いても、
もちろん自由です。
(私は生徒の視界からできるだけ消えるようにしています)
ところが、
こんな中3生がいます。
休憩時間中も勉強しているのです。
また、この生徒、
提出した答案の〇つけの、1、2分の間も、
すっと机に出した別のワークを出して、
問題を解きだすのです。
そして、私が答案を返し(ほぼ満点)
つぎの課題を与えると、
即取り掛かります。
彼には、休む時間はありません。
一度
「休む時間は休んでいいんだからね」
と言ったものでしたが、
ききません。
鬼気迫るものがあります。
きっと彼は、
休憩時間を必要としていないのでしょう。
待ちかねた獲物に、ぱっと襲いかかるように、
解くべき問題に飛びつくのです。
全員が、彼を真似しろ、とは言いません。
いや、私ですら無理。
ですが、
彼のような生徒がいる教室。
いかに周りに影響力をおよぼすか。
このレベルの集中力のある生徒は、
せめて冬くらいから、出てくるものですが、
早くも夏から出ました。
ライオンのように、勇ましく、たけだけしい。
もちろん、成績にも、効果は如実に出ています。
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