期末の成績が出て、学校での三者面談もぼちぼち終わる頃となり、
生徒と個別で面談という名の、
「作戦会議」をしております。
会議の内容は、基本的には、軽いです。
たとえば、
私
「今回の成績どう思いますか?」
生徒
「上がったので、良かったです」
私
「私もすごいと思いました。
褒めます、褒めます、ホメオタシス!
・・・さて、成果が出た、ということは、
今回の勉強法はあっていた、ということです。
だから、次回のテストもこの勉強法を続けてください。
でも、もっと上げたいよね。
それなら、さらに強化しましょう。
具体的には、・・・(企業秘密)」
生徒「了解しました!」
中3生には、
これに加えて、
志望校へ向けて何点内申点が不足しているか、
と、入試に向けて具体的な話もします。
成績上がらなかったバージョンも、
残念ながら、数名、いなくはありません。
その場合は、その生徒の日頃の学習内容に踏み込みます。
さて、
成績が上がった子の表情というのは、
意外と、「ニコニコ顔」ではありません。
ニコニコ
「今回成績良かったです!」という生徒を、
私はみたことがありません。
もちろん、
成績は上がったのですから、
どよ~んと落ち込んだ表情、
ということはないのですが、
どことなく不満げな顔。
「良かったね」
こう言っても、
「はい。でもですね・・・」
と、満足し切ることはありません。
これは
「頑張ったぶん、あのミスが悔しい!」
ということでしょう。
この純粋な悔しさが、
次回テストの糧になります。
やる気のガソリンになります。
心はメラメラと燃えるはずです。
(ほんとうの「謙虚さ」というのは、
こういうことなのかもしれませんね)
ところで、
生徒にもっとも言いたくない言葉は、
「頑張りが足りなかったな」
という言葉。
それは生徒と私、同罪です。
頑張らなかった本人も、
頑張らせなかった塾講師も、
どちらも悪い。
頑張りが足りない、
なんてことがないような塾を目指していますし、
当塾はそのような塾だと思っています。
Comments