加藤亮太

2020年8月20日2 分

もはや、ライオン!

季節講習は、厳しい授業の連続。

生徒にとって、かなりハードな日々となります。

知識や技術を詰め込み、

使いこなせるようにならなければなりません。

また、

受験勉強に耐えうる、体力、集中力の鍛錬にも

このハードさは必要です。

(脳みその筋トレ、とでもいいましょうか)

そのぶん、

休憩時間は、ぐだ~っと脱力して然るべし。

授業の合間の10分休憩は、

友人とお喋りをしていても、

机で突っ伏して寝ても、

ふらふらと教室を立ち歩いても、

もちろん自由です。

(私は生徒の視界からできるだけ消えるようにしています)

ところが、

こんな中3生がいます。

休憩時間中も勉強しているのです。

また、この生徒、

提出した答案の〇つけの、1、2分の間も、

すっと机に出した別のワークを出して、

問題を解きだすのです。

そして、私が答案を返し(ほぼ満点)

つぎの課題を与えると、

即取り掛かります。

彼には、休む時間はありません。

一度

「休む時間は休んでいいんだからね」

と言ったものでしたが、

ききません。

鬼気迫るものがあります。

きっと彼は、

休憩時間を必要としていないのでしょう。

待ちかねた獲物に、ぱっと襲いかかるように、

解くべき問題に飛びつくのです。

全員が、彼を真似しろ、とは言いません。

いや、私ですら無理。

ですが、

彼のような生徒がいる教室。

いかに周りに影響力をおよぼすか。

このレベルの集中力のある生徒は、

せめて冬くらいから、出てくるものですが、

早くも夏から出ました。

ライオンのように、勇ましく、たけだけしい。

もちろん、成績にも、効果は如実に出ています。

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