加藤亮太

2020年7月30日2 分

【期末】全員面談。その表情。

期末の成績が出て、学校での三者面談もぼちぼち終わる頃となり、

生徒と個別で面談という名の、

「作戦会議」をしております。

会議の内容は、基本的には、軽いです。

たとえば、

「今回の成績どう思いますか?」

生徒

「上がったので、良かったです」

「私もすごいと思いました。

褒めます、褒めます、ホメオタシス!

・・・さて、成果が出た、ということは、

今回の勉強法はあっていた、ということです。

だから、次回のテストもこの勉強法を続けてください。

でも、もっと上げたいよね。

それなら、さらに強化しましょう。

具体的には、・・・(企業秘密)」

生徒「了解しました!」

中3生には、

これに加えて、

志望校へ向けて何点内申点が不足しているか、

と、入試に向けて具体的な話もします。

成績上がらなかったバージョンも、

残念ながら、数名、いなくはありません。

その場合は、その生徒の日頃の学習内容に踏み込みます。

さて、

成績が上がった子の表情というのは、

意外と、「ニコニコ顔」ではありません。

ニコニコ

「今回成績良かったです!」という生徒を、

私はみたことがありません。

もちろん、

成績は上がったのですから、

どよ~んと落ち込んだ表情、

ということはないのですが、

どことなく不満げな顔。

「良かったね」

こう言っても、

「はい。でもですね・・・」

と、満足し切ることはありません。

これは

「頑張ったぶん、あのミスが悔しい!」

ということでしょう。

この純粋な悔しさが、

次回テストの糧になります。

やる気のガソリンになります。

心はメラメラと燃えるはずです。

(ほんとうの「謙虚さ」というのは、

こういうことなのかもしれませんね)

ところで、

生徒にもっとも言いたくない言葉は、

「頑張りが足りなかったな」

という言葉。

それは生徒と私、同罪です。

頑張らなかった本人も、

頑張らせなかった塾講師も、

どちらも悪い。

頑張りが足りない、

なんてことがないような塾を目指していますし、

当塾はそのような塾だと思っています。

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