塾生保護者さまへお渡ししている「カトウ塾だより」を共有いたします。
塾生保護者さま各位
カトウ塾 加藤亮太
月一発行
カトウ塾だより2021年12月20日号
今月のトピック
☆ 冬期講習 12月27日(月)から
年の瀬となり、冬期講習の季節がやってきました。
中3生徒は、最後の追い込みとなります。勉強の目標はもちろん受験合格ですが、目の前には「入試テスト会」や「Vもぎ」など、日頃の努力の成果を試す模擬テストがあり、自分の立ち位置を一歩一歩、確認しながら、入試に突入していくこととなります。
人生で何度かある、本気の勝負の時。そのときを迎えようとしているお子様を、ぜひとも温かく応援していただければと思います。
中1・中2生徒は、すでに先取りを進めている学習範囲を、さらにおし進め、学年末考査の範囲はすべて完了する予定です。
特に、数学。中1は「資料」、中2は「確率」という、今までの学習とはまた毛色の違う分野が待ち受けています。そして、どちらも、短期集中型の学習向き。すぐに馴れることができますし、馴れてしまえば簡単、と思えるはずです。その範囲ばかりをメインとします。(なお、どちらも高校入試には必ず出ます)
☆ 英語がますます挽回しづらい教科に……
以前と比べることは、無意味なのですが、しかし、またこの話をさせていただきます。
教科書改訂により、以前の中1と比べ、現在は、取り組む範囲が急拡大したことは、今までも申しておりました通りです。
旧・学習指導要領の中1英語は、去年までは、2学期期末を終えると、学年末考査までは、新しい文法を学ぶ中に、大して難しいものはありませんでした。(あったとしても、さわりで終わるものばかり)
特に最初の難関である「3単現のS」を理解しきれない子のためには、この無風状態の期間は、「挽回するための期間」としての利用価値がありました。
ここまでは過去の話です。現行の学習指導要領では、2学期期末で「3単現のS」を終えた後、息つく暇はありません。
これから習得する文法は「現在進行形」「一般動詞の過去形」「be動詞の過去形」「過去進行形」「感嘆文」「to不定詞の基礎中の基礎(さわり程度)」といったように、これまで中2の範囲だったものが、すべて詰め込まれています。
今後「ではもう1回、現在進行形をおさらいしてみましょう」などといったことはなく、上記の文法は、中2教科書では「すでに理解していること」として、文中に出てきますし、これまた前倒しされた新しい文法が待ち受けています。
もし今の時点で「3単現S」が理解できていないままでいるのなら、自己責任として、どんどん置いていかれることになります。これだけは、当塾の生徒にはあってはならないので、新中1として3月の時点から、3単現のSは、しつこく繰り返し勉強してきました。(現小6生徒も、すでにマスターしている生徒が大半)
英語はそもそも、中学卒業後も、文系・理系問わず、取り組まなければならない、いわば最重要教科です。つまり、決して諦めてはいけない。もっと言えば、「得意でなければ、今後ずっと苦労する」そんな教科。
今回の教科書改訂は、たしかに国民の語学力向上には少しは寄与するかもしれません。が、中学生には、挫折を許さないものとなりました。その厳しさを、今、痛感しております。
当塾では、どんどん先取りし、あとは大量のおさらいを行います。この手法が「理解→定着」の王道です。中学1年生の皆さんには、しがみついて来てくださればと思います。
☆ 12月25日(土曜)は、クリスマスということで、通常授業はお休みとさせていただきます。
※中3の「入試テスト会」は予定通り実施いたします。
以下、学年別の指導内容のご報告・個人別のご報告が続きます。
小6
英語・数学は中学範囲の先取りを進めています。また、その先取りに「追いつく」ために、後からご入塾した生徒さんには、補習を行っております。
※冬期講習中は、お休みとさせていただきます。
(12月28日、12月29日、1月4日、1月5日はお休みです)
読解国語……
「語彙力アップ」で使用していたワーク、2周完了し、次のレベルのワークへ進みました。
より難しい言葉を学んでいきます。こちらも2周する予定です。また、語彙力アップということを掲げておりますが、文意に合うよう、人に伝わるよう、適材適所に言葉を選ぶ、という読解力の向上を狙ったものです。
「文章読解」でも、進むにつれてレベルが向上しています。文章量自体が多くなりました。
しかし、正解率は落ちることはなく、むしろ上昇している様子です。
論説文に見られる、筆者の意見は、より細やかな意見となり、小説に見られる、主人公の心情は、より複雑化していくこととなります。そこをしっかり捉えるられる、顕微鏡的な思考が育っているようです。
数学……
文字式の終わりまで来ました。現在は、おさらいを進めています。先取りですが、新しいことはありません。授業中、各自がわき目を振らず、凄まじい勢いで解いています。
この勢いをたのしめるようになること、それは勉強や研究をたのしめる、ということにつながります。
この姿勢は、中学入学前の今、具体的な計算方法などよりも、一番身につけておきたいことです。
英語……
英単語のテストを毎週進めています。
単語など、記憶系の性質の学習は、「少しずつ濃密に」よりも「一度に大量に、それを何度も」の方が、
学習効率は高いです。今後も、この方法で、繰り返して行っていきます。
中学英語の基本文法は、皆、着々と力をつけています。授業を重ねるごとに、各自、進化が目に見えてあ
ります。
中1
教科書改訂のあおりを最もうけた、中1英語。今後、出来具合を、さらに重視していきます。
国語……
「語彙力アップ」の訓練と「文章読解」を行っています。
楽しく考え、解いています。
今後も続行してまいります。
数学……
図形のテストを毎週繰り返しているところです。結果、大半が不合格者となっています。毎週のように補習の生徒が塾へ来ています。
図形は、ある程度理解してしまえば、あとはルールに則って、計算するだけとなり、じつは、計算問題と何ら変わりません。ただ、このルールが多岐にわたります。ここは、注意力の有無がものを言います。
集中して、持っている知識をぜんぶ出し切れるかどうか、テスト→補習→テスト→補習→テストで、緊張感をもった授業で、完全に身につけてもらいます。
英語……
何度も繰り返して恐縮ですが、今一番危機的な教科が、中1英語です。
ひととおり、新しい文法の理解は終えました。
また、毎週「不規則変化動詞」の表を、冒頭にテストしています。
これを年末までにすべて覚えること。
達成できない生徒には、年始以降、授業の前に早めに来ていただき、覚えるまでテストを繰り返していただくこととなっています。
あおるようなことを申してきましたが、皆さん「理解する」ということはできています。あとは、本当の実力となるよう、努力を怠らせないよう工夫してまいります。
理科社会……
受講者がいらっしゃらず報告はございません。
(受講をご検討のかたはご相談ください。いつからの受講がベストか、も生徒さまのタイプによって異なります。また、体験も承ります)
中2
追いつき、追い抜き、が盛んにおこなわれ、日々デッドヒートが繰り広げられています。
前向きで、上向きな最終学年のスタートを迎えるため、学年末考査では成績アップ続行を目指します。
国語……
作文の書き方も行いつつ、「文章読解」をメインに進めました。
難度の高く、文の長い説明文でも、文意の理解に悩み、じわじわと正解率を上げてきている傾向です。
冷静に、「作者は何を伝えようとしているのか」「問題作成者は、私たちに何を期待しているのか」をとらえる訓練。
この知性は、受験勉強のとき、強みとなります。
数学……
証明問題。空欄補充に甘えることなく、完全に自分で一から最後まで証明できるようにする。
それが目標で、皆で繰り返してきました。
授業冒頭で、テスト。一斉にペンを動かす姿があります。誰一人として、「呆然自失」という生徒はいません。どうにかして正解をつかむ、という思いが見えています。
そして、そんな中でも、大半の生徒は不合格者です。ここは厳しく、冷徹にいきます。飽きるほどに証明問題を解く補習が待っています。
素晴らしいことに、前週不合格者だった生徒が、翌週、トップ成績で合格、ということも起きています。
燃える授業、今後も続いていきます。
英語……
毎週冒頭に過去分詞の不規則変化表の単語テストを行っています。中1同様、今年中に全部クリアできない生徒には、来年から毎回授業前に早く来て覚えてもらうことになっています。
中2の新しい重要文法の締めくくりである「受動態」もひと通りは進むことができました。中2の難文法「比較」と「受動態」の二本立てを完ぺきにすることが現在の目標です。
また、英語挽回のラストチャンスとして、挽回が必要な生徒を塾へ呼び、補習を積極的に行っております。これは継続いたします。
理科社会……
「気象」「電気」の難しさは、ただ覚えるだけでは解けないからです。理屈を理解し、システムを把握したうえで、計算をして答えを出します。
いままで培ってきた数学の技が、実用的に生かせる場面でもあり、はじめは苦しんでいた生徒も、だんだんとたのしそうに解けてきているのが印象的です。成績がアップした生徒が多いです。
中3
入試まで約2か月となりました。
生徒さま全員の保護者面談を行いました。お忙しいところお越しいただきありがとうございました。
「入試テスト会」も始まり、あとは各自のやるべきことをこなすだけです。
目の前にはゴールがもう見えてきています。
自分の道を、本気で走ることができるよう、サポートしてまいります。
保護者様からのご相談も随時受付中です。
国語……
都立入試の対策問題や過去問に当たっていただきます。
時間を測り、テスト形式で解き、その後解説、という実践的演習を繰り返しています。
ミスをしたら、修正する。その繰り返しが、点数力アップの王道です。
数学……
都立入試や模擬テストの過去問等、実践的問題を使い、時間を測り、緊張感のある授業を行っています。
毎回、テストのような授業です。勉強してきた成果を出していただきます。
英語……
基本的には、数学同様です。
英語は最も労力のかかる科目です。労力をかけた分、点数が最も上がらないのが、英語です。
だからこそ、決して歩みを止めないでルーチンワークとして、長文和訳を取り組んでいただいています。
毎回授業冒頭で、今週の全員の長文和訳の進み具合を発表しています。
進度の遅い生徒は、その場で叱責されます。
理科社会……
理科・社会の得点アップには、「インプットとアウトプットの両輪」を回し続けることが王道です。
覚えるべきことは、常に覚えていただきます(インプット)。
かつ、同時に、本番と同レベルの問題にあたっていただきます。(アウトプット)。
その実践のため、毎週、試験範囲を設定した理科・社会テストを行っています。金曜日のこのテストめがけて、日々、各自対策をしてもらうこととなります。
不合格者は次回授業開始までに再試となります。
また、入試の過去問題を毎週の宿題として出しています。
理科社会受講者は、忙しい日々を送っています。
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