• 加藤亮太

その「瞬間」に立ち会う

最終更新: 3月15日

先日のこと。



「いま、この子、頭が良くなった」



という瞬間がありました。




そのとき、



バキッ



という音すら、、


聞こえた気がしました。







他の生徒さんでは、



「お、最近、できるようになったなー」



ということはあります。


これは、結果として、


点数の上昇だったり、


テストの出来具合などで、知るものです。







「あ、いまだ。いま、頭よくなった」



とその瞬間をとらえたのは、


私の講師人生で、初めてかもしれません。






その生徒は、



コツコツと成績は上がってきて、


学年順位は右肩上がりではありました。




が、



「まだまだ、伸びる。伸びしろは、まだある。


が、なかなか頭ひとつ飛び出せないでいる」




そういう状態でした。





すると昨日、



バキッ



と音がしたんじゃないか!?


というくらい、



頭、よくなりました。


これは確実に。






「いまのを正解できるのは、なかなか頼もしいね」




と、本人には、


冷静を装って伝えましたが、






私の内心、



おだやかではありません。



歓喜の花火が炸裂していました。





以下、心の声。



ひゃっほう!!!



すごい! 出ました!!




この子、


もう止められない!!!



これ、


これから先、


ぜったいに、伸びるやつだーー!!



わーびっくりしたー




・・・



その瞬間のこと。


具体的に申しますと


「15Ωの抵抗器に12Vの電圧を加えて10分間電流を流したとき、発熱量は何J?」


という問題。


これを解くには、


まずJを出すための道具として、Wが必要。

だが、Wは示されていないので、自分で用意しなけばならない。

そのことに気づけたら、

15Ωと12Vを使って、オームの法則で、Aを出し、

さらに出したAとVとを使ってようやくWを出す。


するとようやくJを出す式にたどり着くが、

もちろん10分はそのまま使えないから、

これは秒に直さねばならない。



・・・といった、かなりの段取りを要す問題なのですが、




これをノーヒントで、自力で解けたんです。


しかもかなりスピーディに。





いままでの彼には、この力はなかった。




意味を考えないまま計算し、


間違えるか、


頭をかかえたまま停止していた。





これを解くには、明らかに、



実力が必要。



つまり、しっかりと理屈で考えられる思考が必要。








成績が上がる。


そのために、重要なのは、


苦労し続けること。



それを彼はずっと止めなかった。





ちゃんと苦労し続けていたら、


ほぼほぼ確実に成績は上がる。





一度上がれば、


さらに頭もよくなるので、


天井を突き破るごとく、


上がる上がる。





その生徒が当塾に入ったのは、中2の5月。


そして、


いま中3間近の、3月。


つまり、


9か月かけての「爆発」でした。





その瞬間のおとずれは、



「中2の冬」


だとか


「中3の夏」


だとか


遅い場合は


「受験の2週間前!」


ということも、あり得る。




その「瞬間」が訪れたのだから、


結果的にはよいかもしれません、



が、


遅いぶん、志望校の選択は、


どうしてもおぼつかないものになります。



焦りも生まれます。






ゆえに、


早いに越したことはないでしょう。



(これが中1の1学期に訪れた子もちろんいます)




そのために必要なことは、


けっきょく


「一刻も早く、覚悟を決めて、始めること」



これに尽きる、



と思います。






覚悟を決めてもらえば、


そこからの苦労は、すべて養分となります。


(つまり、


苦労を、養分、


ととらえられるようになる)





養分を得れば、


めきめき伸びるのみ。




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